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育良精機、発明大賞受賞

育良精機のケーブル落とし込み装置「ケーブルプルダウン ISK-CPD100」が、「第49回発明大賞」(主催:日本発明振興協会、日刊工業新聞社)の発明功労賞を受賞した。前回に引き続いての受賞となった。


ケーブルプルダウンはビルなどの屋上からケーブルを下におろす作業(縦引き幹線工事)に使用する製品。従来は屋上に設置した大型の装置でブレーキをかけながらケーブルを下していくたため、摩擦などによってケーブルに負荷がかかり、劣化の原因になっていた。本製品はケーブルを把持した状態で大きな負荷をかけずにケーブルを送りだすため、ケーブルの劣化を低減できる。


インバーター制御によって一つのコントローラーで複数台のモーターを同期制御できるため、落とし込む荷重が大きくなっても台数を増やすだけで一定の速度で安全かつスピーディーに作業可能。同社の担当者は「従来よりも現場での設置が容易になったことが評価された」とみる。


発明大賞は発明考案を通じて産業の発展や国民生活の向上に寄与した資本金10億円以下の中堅・中小企業や個人、グループに贈られる。今回は21件の発明が選出された。





リリース時間:2024年04月19日08:16

提供:日本物流新聞